暑い日が続くこの時期に訪れる身体の不調。
その原因は夏バテかもしれません。
なるべく涼しい環境で過ごそうとしていても、疲れが抜けなかったり身体がだるいという方が大勢いらっしゃいます。
今回はそんな夏バテに効くツボをご紹介します。
夏バテの主な原因
温度差による自律神経の乱れ
温度差の大きい蒸し暑い屋外と冷えた室内を行き来することで自律神経が乱れやすくなり、内臓の働きも鈍くなってしまいます。
その結果、身体のだるさや頭痛、めまいなど、様々な症状を引き起こします。
発汗による水分やミネラルの不足
高温多湿の環境で大量の汗が出ることにより、体内の水分やミネラルを失い、疲労感やだるさの原因となります。
食欲不振による栄養不足
気温が上がり暑くなると、消化酵素が上手く働かなくなり消化機能が低下し、その結果、栄養の吸収が悪くなり食欲低下へと繋がります。
また暑いと自然と身体が冷たい飲食物を欲します。
冷たいものを摂りすぎると胃腸を中心に内臓も冷え、それぞれが機能低下を起こし、下痢や胃もたれなどにつながります。
その結果、身体に必要な栄養素が不足し、だるさや疲れが抜けないなどの症状を引き起こします。
夏バテに効くツボ
夏バテは内臓の働きの低下や自律神経の乱れが原因で起こることが多いです。
様々なツボを利用し、経絡の流れを整え、身体のバランスを調整し、肩こりや胃腸の不快感、倦怠感などの夏バテ特有の症状を和らげていきましょう。
〈湧泉（ゆうせん）〉
足の裏、足の指を曲げたときにくぼむところに位置します。
万能穴としても知られていて、血流改善、身体のだるさ、元気が出ないときなどに。
〈足三里（あしさんり）〉
膝のお皿の下、すねの骨の出っ張りの外側に位置します。
胃腸の不調、全身の倦怠感や脱力感を和らげ、心身ともに活力を与えます。
〈三陰交（さんいんこう）〉
内くるぶしの一番高いところから指４本分上、すねの骨の際に位置します。
月経痛やむくみなど婦人科系症状に効果的なツボとして知られ、冷房や冷たいものの摂りすぎなどの身体の冷えに。
〈陰陵泉（いんりょうせん）〉
内くるぶしからすねの骨の内側をたどり、膝の内側下で指の止まるところ。
水分代謝を良くしてくれ、胃の重だるさを改善します。
〈合谷（ごうこく）〉
手の甲、人差し指と親指の骨がぶつかるくぼみ。
夏バテの疲労回復やだるさ、頭痛、吐き気などに効果的。
〈中脘（ちゅうかん）〉
みぞおちとお臍の中間に位置します。
胃腸の働きを整え、消化不良など夏バテで弱った消化器の働きを助けます。
ツボの位置はあくまで目安とし、その周辺で押して気持ちの良いところや痛むところ、ズーンと響くところなどを指の腹などを使い「痛気持ちいい」ぐらいの感覚でじんわりと押してあげましょう。
回数は１回につき３～５秒、一か所５回ぐらいを目安に、むくみが気になったりだるさが抜けない時など疲れや不調を感じたときに押してあげるとよいでしょう。
ツボ押しなどのセルフメンテナンスを上手に活用し、暑い夏を乗り切りましょう！
なかなか抜けない慢性的な疲れや全身のだるさには整身体マッサージや鍼施術などで全身のバランスを調整してあげることもとても効果的です。
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